新しいCoherent PowerLine E QSモデル : マーキング用小型空冷グリーンレーザ

コンパクトで経済的なPowerLine E 6 QS(AC)およびPowerLine E 12 QS (AC)レーザマーキングサブシステムは、空冷式グリーンレーザ(532 nm)、オプションのスキャン光学系、パワーモニターを備え、半導体およびエレクトロニクス産業におけるマーキング用途に対応します。

2022年5月17日、Coherent

New Coherent PowerLine E QS Models

Coherent PowerLineファミリーから、人気の空冷PowerLine Eシリーズを赤外線から緑色の波長に拡張した最新のレーザマーカーです。

グリーンレーザの優れているポイント

半導体やプラスチックのマーキングには、赤外線レーザに比べて、グリーンレーザ光が適している場合が多くあります。この波長領域での吸収率が高いため、下地の回路部品に熱ダメージを与えるリスクが少なく、高品質かつクリーンなマーキングが得られます。しかし、グリーンレーザは赤外線レーザに比べて温度変化に敏感で、その結果、多くの場合チラー(水冷)が必要になります。そのため、これらのレーザを使用したレーザマーカーのコストと二酸化炭素排出量が増加します。

PowerLine E 6 QS(AC)およびPowerLine E 12 QS(AC)レーザマーカーは、完全空冷式で波長532 nmのパルス発振(Qスイッチ)出力を6 Wまたは12 Wから選択できるため、このトレードオフを回避できるようになりました。PowerLine E 6/12 QS(AC)は、水を使わず、サブコンポーネントを削減したことに加え、一般的な水冷レーザマーカーに比べて、組み込み、メンテナンス、サービスが容易であることが特徴です。

PowerLine E 12 QS(AC)は、ビームスプリッターにより1台のレーザで2台のスキャナーを駆動するPowerLine Dフォーマットもご用意しています。この構成により、1台のレーザマーカーとして動作しながら、より広いマーキング領域と最大2倍の高速マーキングを実現しました。

システムビルダー、生産ライン統合向け

PowerLineレーザマーカーは、マークの品質、美しさ、読みやすさが重要視されるあらゆる用途において、システムビルダーや生産ラインへの統合に最適です。柔軟性の高いVisual Laser Marker(VLM)ソフトウェアにより、曲面への3Dマーキング、オンザフライマーキング、シリアル番号マーキングなど、複雑な作業を容易に行うことができます。

それと同じくらい重要なことですが、当社のグローバルなサービスサポート体制、包括的なサービス契約、現地の部品倉庫を活用することで、マーキング用途が必要な場所がどこであっても、ダウンタイムの削減と全体的なスループットの向上を実現できます。

ぜひ新しいレーザマーカーPowerLine E QSおよびPowerLineレーザシリーズの詳細をご覧ください。