レーザマーキングの高速化
Coherent ExactMark 210 TL — 6軸ロボット部品ハンドリング搭載 — 小型部品トレイの複数面レーザマーキングを完全自動化。
2023年1月26日、Coherent
多くの医療機器、消耗品、その他の大量生産の部品には、複数の面に永久的なマーキングが必要なものがあります。ただし、これらの部品は単価が低いことが多く、手作業による個別のレーザマーキングの時間やコストに対応できません。また、このマーキング作業は、部品が平らな面を持つ単純な形状でない場合、さらに困難になります。
最新のCoherent ExactMark 210 TLは、ロボットアームオプションを加工セル内に組み込むことで、この共通の問題に対して経済的かつ実用的なソリューションを提供するように設計されており、医療機器、消耗品、電子部品、工作機械、その他の産業での用途に最適です。
オプションの6軸ロボットハンドリングシステムは、特に部品トレイへの複数面マーキングにおいて、人件費の削減やバッチ加工時間の短縮など、重要なメリットを提供します。
- 複数面マーキング:多面対象物へのロボット支援によるマーキング
- ハンズフリー操作:部品ハンドリング、PartVisionアライメント、マークの検証
- 長いMTBA:一度に最大30トレイのコンポーネントを処理
- 簡単で直観的な操作:使いやすいLaser Frameworkソフトウェア
ExactMark 210 TLを使用すると、オペレーターの介入なしに最大30個のトレイの複数面マーキングを行うことができます。
1回の運転で最大30個のトレイを搭載できるトレイローディングと多軸ロボットハンドリングの組み合わせにより、サイクルを短縮し、平均稼働時間(MTBA)の延長を実現してオペレーターの介入と人件費を最小限に抑えることができます。特に、医療機器などの非対称部品への複数面マーキング用途でメリットがあります。すべてのマーキングは、自動化および正確なマーク配置のためのPartVisionというマシンビジョン機能を使って行うことができます。PartVisionを使ってマーク品質のチェックと検証もできます。
ExactMark 210 TLの操作は、直感的なCoherent Laser FrameWorkソフトウェアスイートの下に統合されており、このソフトウェアのシンプルなドラッグ&ドロップ機能を通じて、あらゆるマーキング作業の作成と実行を簡素化することができます。ユーザーは、マーキング、検査、自動化の各ステップを、簡単なドラッグ&ドロップ操作でジョブタイムラインに配置します。また、このソフトウェアは異なるユーザーアクセスレベルをサポートしており、製造担当者はジョブのパラメーターを変更することなく機器を操作することができます。
ExactMark 210 TLは、出力6~95ワットの赤外線レーザをフルラインナップで用意しており、プラスチックと金属の両方で費用対効果の高いマーキングを行うことができます。また、Variaレーザを搭載しており、マーキング作業に応じてレーザパルス特性を正確に設定できます。さらに、高さ40mmまでの部品に対応し、JEDECトレイのマガジンタイプとスタックタイプの両方をサポートしています。
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