完全自動のExactMark 210 TLは、低コストで大量のマーキングを実現します。
完全自動化、トレイローディングシステム、シンプルな操作性により、スループットが向上し、人件費を削減できます。
2022年2月28日、Coherent
- 長いMTBA:一度に最大30トレイのコンポーネントを処理
- 自動制御によるアライメント、フォーカシング、マーク検証
- 操作が簡単な、ユーザーフレンドリーなLaser Frameworkソフトウェア
コンパクトなレーザーマーキングシステムとして人気の高いExactMarkファミリーが、大量生産の部品やコンポーネントにおけるマーキングコストを最適化するために拡張されました。新しいExactMark 210 TLシリーズは、柔軟なトレイのロード/アンロードと位置決めに加え、マークQCなどの完全自動運転が特徴です。これにより、最大30枚のトレイ(JEDECトレイなど)を完全無人で一度に処理することができるため、分割テーブルやフリップアウトテーブルを使用したマーキングシステムと比較して、平均アシスト間隔時間(MTBA)が大幅に向上しました。MTBAは、有効人件費とマーク単価を決定する重要な要素です。ユーザーフレンドリーなソフトウエアにより、オペレーターのスキルがほとんど必要ないため、全体の人件費も最小限に抑えることができます。
従来、このレベルの自動化を実現するには、購入と維持に多大なコストがかかるカスタムレーザマーキングシステムが必要でした。ExactMark 210 TLシリーズは、高いスループットと低い人件費に加え、手動操作に依存するレーザマーキングシステムと比較して、高品質で均一性に優れたマーキングを提供します。これにより、マーキングプロセスにおける主観からくる人的ミスを排除し、歩留まりを最大化することができます。
ExactMark 210 TLは、出力6~95ワットの赤外線レーザーをフルラインナップで提供しており、プラスチックと金属の両方に費用対効果の高いマーキングを施すことができます。また、Variaレーザを搭載しており、マーキング作業に応じてレーザパルス特性を正確に設定できます。さらに、高さ40mmまでの部品に対応し、JEDECトレイのマガジンタイプとスタックタイプの両方をサポートしています。
これらのメリットを兼ね備えたExactMark 210 TLは、工作機械、消耗品、医療機器、電気部品など、大量の部品へのマーキングが必要なほぼすべての産業にとって理想的な製品となっています。
注:ExactMark 210 TLは、現在米国で提供中で、2022年第4四半期に欧州全域で発売される予定です。
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