高出力レーザビーム伝送用に改良されたQBH光ファイバーケーブルのご紹介

間接水冷方式を採用した進歩的な設計により、15 kWまでの出力レベルで高い信頼性を実現しています。

2021年11月29日、Coherent

石英ブロックモードストリッパー

 

このたび、CoherentはQBHコネクタ付きビーム伝送用ファイバーの新シリーズを発表しました。これらの製品は、進歩的な間接水冷設計を特徴とし、最大出力は15 kW(赤外線ファイバーレーザで使用時)まで向上しています。加えて、冷却水がファイバーに直接触れない間接冷却方式を採用しているため、冷却水の品質に対する要件が緩和されます。これにより、水質の悪い場所での使用が簡略化されます。

QBH光ファイバーケーブルは、産業用の高出力ファイバーレーザに最も広く利用されているファイバーインターフェースです。これは十分実績のある標準で、世界中で最も入手しやすいほとんどのツールと互換性があります。この革新的な水冷設計の導入によって、より高出力の近赤外ファイバーレーザや、近赤外および可視波長の高出力半導体レーザソースでの使用が可能になりました。

Coherent QBH光ファイバーケーブルには、進歩的な水冷機能に加えて、不要な励起光、位置ずれによってクラッディング(肉盛り)に結合したレーザ光、加工方法からの後方反射光などを除去するモードストリッパが搭載されています。このモードストリッパにより、工作物の表面により効果的に集中させることができる高品質のビームが得られます。また、コネクタに内蔵された石英ブロックは、これらのケーブルの高出力処理能力をさらに高めており、可視光や近赤外光の一般的に使用される波長用の反射防止コーティングを施すことができます。

最後に、Coherent QBH光ファイバーケーブルはケブラーで補強されているため、柔軟性を損なわずにきわめて高い耐久性を実現しています。そのため、ロボット用途に最適な選択肢です。

Coherent QBH光ファイバーケーブルの詳細をご覧ください。

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