コスト効率の高いCoherent PowerLine FLシリーズのご紹介

eモビリティ、家電、医療機器でのレーザ溶接作業用の経済的なモジュラーサブシステム

2022年4月26日、Coherent

PowerLine FLシリーズ


新しいPowerLine FLシリーズのサブシステムは、ファイバーレーザとオプションのスキャナー、チラー、ビジョン、加工方法監視を統合して強力なCoherent Laser FrameWorkソフトウェアで操作することで、生産ファイバーレーザ溶接の簡略化とスピードアップを実現します。当社の新しいレーザサブシステムファミリーの中核をなすのは、最大1500 Wの出力と高度に集束可能なビームを持つシングルモードファイバーレーザです。このレーザはCW(連続波)で動作させることも、シングルショットから5 MHzまでパルス状に動作させることもできます。55 x 55 mmから260 x 260 mmまでの作業領域(ご要望によりそれ以上のサイズも可能)をサポートするスキャナーオプションと合わせることで、PowerLine FLを幅広い溶接用途に最適に適合させることができます。

加工方法管理オプションには、ビジョンシステムおよび加工方法監視機能があります。これらすべてのPowerLineオプションとレーザは、Coherent Laser Frameworkという統合ソフトウェアプラットフォームを通じて操作されます。このプラットフォームは、操作を簡素化し、生産性を高め、Industry 4.0 (IIoT) との互換性やトレーサビリティのためのデータロギングなどの統合を簡素化します。

PowerLine FLは、SmartWeld+アプリケーションパッケージ付きで入手できます。このパッケージは、正確なビームの「ウォブル」を使用して、高度に定義されたシーム形状と断面を持つ溶接を、最大限の精度と最小限の入熱で行うことができます。これらの溶接は、銅と銅、銅とアルミなど、非常に薄い形状でも異種金属や温度に敏感な材料を接合するために必要です。これは、eモビリティ(例:バッテリー溶接)、家電、医療機器、時計製造などの用途や、その他いくつかのハイテク産業で必要とされています。

この高性能なサブシステムをワンソースサプライヤーで提供することで、インテグレーターは市場投入までの時間を短縮して機械や生産ライン全体製作し、ユーザーサイトでのセットアップを迅速に行うことができます。それと同じくらい重要なことですが、当社のグローバルなサービスサポート体制、包括的なサービス契約、現地の部品倉庫を活用することで、ダウンタイムの削減と全体的なスループットの向上を実現できます。

Powerline FLシリーズの詳細をご覧ください。